ピアノ暦1年で音大を受験。前回のつづき♪音大(声楽科)を目指す浪人生には、予備校がない。 自宅で勉強する「宅朗」だった。 もちろん、ピアノと声楽とソルフェージュのレッスンはあるが それ意外はヒマだった。 ヒマだからピアノを弾くとか、勉強すればいいのに、 歌うこと以外はあまり好きではなくてやる気もいまいち。 せめて自分のお小遣いくらい稼がねばと思い 近くのお弁当やさんで、昼間の数時間だけアルバイトをしていた。 たまに先生の勧めで東京の有名な声楽の先生に歌を聴いていただく為に 電車で一人で遠くまで行ったことがある。 レッスン料も半端なく高額だったな~ 仲の良かった同級生は専門学校や短大へ進み新しい世界で頑張っていた。 サークル活動やコンパなんて聞いても、何のことやらわからない。 女で浪人なんて、周りに誰もいない。 学生でも社会人でもない、予備校へも行ってない自分がイヤだった。 あの頃の一年間は生気がなくて、ほとんど忘れかけてしまっている。 それでもその道を選んでしまったのだから、何か結果を出さなければならない。 とにかく試験の課題曲だけを練習した。 すると、なんとかバイエル並の実力者でも課題曲だけは弾けるようになった。 ソルフェージュは相変わらず、ちんぷんかんぷん。楽典も怪しい。 聴こえたメロディーを五線譜に書くのはできないし、初見で歌えない。 声楽以外は、全部ダメだった。 こんな私にどうして音大を勧めたのか!?(今さらながら先生なぜ?) 現在の音大の試験科目は 1.小論文、2.楽典(音楽の基礎常識)3.聴音 4.コーリユーブンゲン 5.新曲視唱 6.声楽の課題曲、自由曲 7.副科ピアノ 8.面接 私が受験したときは、国語と英語もあったような気がする。 これらの科目を一日に1~2科目受験するので 試験が終わるのに何日もかかるのだ。 もう受かると言うより、受けられるレベルの音大はないと思ったが なんとかT音大の短期大学を受験することができた。 試験を受けられただけでもキセキ。 そして、めでたく短大ながらも音大生になれた。 いや、なってしまった!! 花の音大生!V(δoδ")V イェ-イ!! が、そこからまた試練の日々・・・ つづく♪ |